「M字部分が気になって自信が持てない」 「どんな髪型にすればいいかわからない」 「セットしても上手くいかない」
この記事では、M字ハゲを自然にカバーしながらおしゃれに見せる髪型を5つ厳選し、美容室でのカット方法から自宅でのセット方法まで、すべて詳しく解説します。
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M字ハゲをカバーする基本原則

髪型選びの前に、まず押さえておきたい4つのポイントがあります。
1. 頭頂部にボリュームを作る
M字部分に視線が集中しないよう、頭頂部に高さと動きを出します。
2. サイドはすっきりと
横の髪が膨らむとM字部分が目立つため、サイドは短めに抑えます。
3. 前髪横の厚みを活用
M字部分の毛を上手く活用し、自然な前髪ラインを作ります。
4. 清潔感を最優先
どんな髪型でも、清潔感がなければマイナス印象になってしまいます。
M字ハゲに似合う髪型5選
アップバングツーブロックショート


髪型の特徴
・横後ろを刈り上げることによって、清潔感が出てスッキリした印象になります。
・前髪は厚みを出すために短めにして、すだれ感が出ないようにM字をカバーするのがポイントです。
・襟足もすっきりしているので、スーツを着るお仕事の方にもマッチした髪型になります。
カットのポイント
・横はツーブロックにして清潔感を出します。長さの調整はご自身の生え方や好みもあるので、美容師さんに相談して決めていきましょう。
・顔まわりは厚さが出るように切っていきます。M字部分には段を入れず、M字部分と前髪真ん中部分、サイドの厚みを合わせるようにカットしていきます。
・頭頂部から前髪にかけては透け感が出る場合は段を入れすぎず、重めにカットをお願いするといいでしょう。
セット方法
①ベース剤を頭頂部中心に付け乾かします。
②ドライヤーを左手に持ち、後ろから前に乾かします。横はボリュームを抑えながら、頭頂部は右手で上に持ち上げながら乾かします。
③前髪の真ん中は左下から右上に乾かします。
④右側はドライヤーを右手に持ち替え、後ろから前に風を当てて乾かします。横はボリュームを抑えながら、頭頂部は左手で上に持ち上げながら乾かします。
⑤最後にスーパーハードスプレーをかけて完成です。
ソフトモヒカン


髪型の特徴
・清潔感が出るように横後ろを短めにカット。
・前髪の真ん中部分はしっかり切り込み、立ち上げることが大事。
・頭頂部に集めるように髪の毛を動かすスタイルなので、頭頂部の長さは短めにした方がいい。
カットのポイント
・横と後ろを短めにします。それぞれの好みに合わせ、刈り上げるか刈り上げないかを確認しながらカット。
・前髪真ん中部分は長く残しすぎると立ち上げることもできず、中途半端になります。ソフトモヒカンにするにはしっかりとカットすることが大切です。
・前髪のM字部分の周りの髪の毛を長めに残してあげることが大切です。
セット方法
①前から後ろに乾かすとM字部分が目立ち、さらに横にボリュームが出てしまうので、必ず後ろから前に乾かします。
②頭頂部は真ん中に集めるように乾かします。
③M字部分をカバーするには顔まわりもしっかりと真ん中に集めるように乾かすことがポイントです。
④パウダーワックスを頭頂部中心にかけます。手櫛で馴染ませて、ソフトモヒカンの形に整えます。
⑤最後にスーパーハードスプレーをかけて完成です。
ベリーショート


髪型の特徴
・前髪を短くすることでM字をカバーすることができます。
・前髪を下ろすことで柔らかい印象に
・前髪をあげると大人っぽい印象になります。
カットのポイント
・M字をカバーするために前髪を横に流して厚みを出すようにカットします。
・M字部分に段をつけると透けてしまうので注意が必要です。
・横と後ろは短めにしてあげるとバランスが取れます。
セット方法
①全体的に後ろから前に乾かします。
②ドライヤーを左手に持ち、頭頂部は左から右に乾かします。乾かす際、右手で上に持ち上げながら乾かすとボリュームが出やすいです。
②M字部分をカバーするために、前髪は左から右に乾かします。
③前髪真ん中部分は少し上げます。
④右側は後ろから前に乾かします。
④パウダーワックスを頭頂部中心にかけます。手櫛で馴染ませて、前髪は左から右、頭頂部はソフトモヒカンの形に整えます。
⑤最後にスーパーハードスプレーをかけて完成です。
センターパート


髪型の特徴
・オシャレ感を出すことのできる髪型です。
・前髪を分けることでM字部分を目立たなくさせます。
・毛量によって6:4でもカバーすることができます。
・7:3や8:2だとM字部分が強調されてしまいます。
カットのポイント
・M字部分に厚みを出すために顔まわりは重く仕上げます。
・横や後ろは短めにしてあげるとバランスが取れますが、前髪の長さに合わせることがとても大切です。
・量感も顔まわりの取りすぎには気をつけましょう。
セット方法
①ベース剤を顔まわりと頭頂部中心につけ、乾かします。
②全体的に後ろから前に乾かします。
③いかにM字部分に髪の毛を集めて乾かせるかがポイントになります。
④真ん中で分ける場合は前髪の真ん中指2本文くらいの髪を下から上に乾かすように髪の毛を上げ、それ以外は後ろから前に乾かすようにします。(6:4で分け目を変える場合も同じく、分け目の部分指2本文のみあげることを意識します)
⑤最後にスーパーハードスプレーをかけて完成です。
マッシュショート


髪型の特徴
・前髪の長さを残しながらも厚さを出して割れないようにする髪型です。
・おでこの広さもカバーすることができます。
・毛量によって前髪を短くした方がいい場合もあります。
・前髪が眉毛よりも短くなると幼い印象になってしまいます。
カットのポイント
・前髪に厚みを出したいので、頭頂部から前髪にかけて段を入れないようにした方がいいです。
・重くなりすぎると、いわゆる「ぱっつん」感が出てしまうので、毛先をすいた方が自然になります。
・横と後ろは刈り上げても似合わせることができます。
セット方法
①ベース剤を顔まわりと頭頂部中心につけ、乾かします。
②全体的に後ろから前に乾かします。
③いかにM字部分に髪の毛を集めて乾かせるかがポイントになります。
④
⑤最後にスーパーハードスプレーをかけて完成です。
美容室でのオーダー方法
写真を見せるのがベスト
「M字ハゲをカバーしたい」と伝えた上で、希望するスタイルの写真を見せましょう。
具体的なオーダー例
・アップバングツーブロックショートの場合
「M字部分をカバーできるように、厚みを出せるくらいの長さにしてほしい、前髪真ん中は上げやすいように少しだけ段をつけてほしい、ツーブロックは刈り上げてほしい、トップは動きが出るように段を入れてほしいけど、前髪の厚みを最優先にお願いします。」
・ソフトモヒカンの場合
「M字部分をカバーできるように、前髪のサイド部分(M字部分)が気にならないような長さと厚みにしてほしい、頭頂部はボリュームが出やすいような長さにしてほしい。」
・ベリーショートの場合
「M字部分をカバーできるように、前髪のサイド部分(M字部分)が気にならないような長さと厚みにしてほしい、前髪は流してほしい、頭頂部はボリュームが出やすいような長さにしてほしい、全体的にベリーショートな長さだけど前髪の厚み優先にお願いします。」
・センターパートの場合
「センターパートにして顔まわりは段をつけずに厚みを出してほしい。」
・マッシュショートの場合
「マッシュショートにしてほしい、前髪は流しながら下ろして厚みを出してほしい、前髪の長さは長めが希望です。」
セット時のよくある失敗と対策
セットするときに髪の毛を濡らしていない
髪の毛が柔らかかったり、髪の毛が長いと、寝癖がつきやすいです。寝癖がついたままワックスをつけても、必ずしもセットがうまくいくとは限りません。大体が失敗してしまいます。
毎日のセットをうまくいかせるには【髪の毛を水でリセット】することがとても大事です。
乾かすのに時間がかかる
髪の毛を濡らし、びちゃびちゃの状態で乾かす方がいらっしゃいます。そうすると無駄に時間がかかってしまいます。できるだけタオルドライをして髪の毛を乾かした方が時短になります。
前から後ろに向けてドライヤーを当ててしまう

男性の場合、大体の失敗例が「顔まわりを乾かしたいが故に、前から後ろに向けてドライヤーを当てて乾かす」ことです。前から後ろに乾かすとM字部分も目立ってしまいますし、サイドの部分も横に張って乾かしてしまいます。
乾かし方の正解は後ろから前に乾かすことです。特にサイドのボリュームを抑えたい場合は意識して後ろから前に乾かしてみてください。
ワックスの付けなさすぎ、付けすぎ
ワックスを付けなさすぎてもセットがうまくいきません。逆に付け過ぎもベタベタしてボリュームが落ちてしまう原因になってしまいます。
美容室の仕上がりを再現するのは難しいかもしれませんが、できるだけ近い仕上がりになるように美容師さんにワックスやセット剤の付け方を教えてもらいましょう。
スプレーを付けていない
ワックスだけで仕上げようとして、少し触ってしまったり、強風が吹いたりすると、髪の毛が動いてしまいます。自宅でいい仕上がりになったのに、外に出て鏡をみたら残念なことになった、という方はスプレーをかけましょう。
スタイリング剤の選び方
M字ハゲの方が使わない方がいいスタイリング剤
ファイバーワックス
柔らかく軽い仕上がりで毛束感が出やすいワックス。前髪を下ろして顔まわりに厚みを出したいM字ハゲの方には不向き。毛束感が透け感を強調してしまう可能性があります。
ソフトワックス
パーマ向けで水分量が多く、毛束が強調されやすいのが特徴。前髪が薄く見えやすく、M字部分の透けが気になる人にはおすすめできません。ボリュームを出したい方は避けた方が無難です。
ハードワックス
固まりやすくキープ力がある反面、水分・油分が多く毛束感が出やすい。前髪を下ろすとM字が目立つ可能性あり。前髪を上げる場合は使用可だが、つけすぎには注意が必要です。
ジェル
濡れたような質感が特徴で、頭皮やM字部分が透けて見えやすくなります。髪の毛が束になることで薄毛が目立ち、M字ハゲのカバーには不向きなスタイリング剤です。
グリース
ジェルと同様にツヤ感と濡れ感が強く、髪の毛がまとまりすぎてM字部分の地肌が見えやすくなります。M字ハゲを目立たせたくない方は避けましょう。
ムース
軽い仕上がりから固まるタイプまでありますが、水分が多く毛束感が出やすいです。M字部分の地肌が透けやすく、薄毛をカバーしたい方には向きません。
ミストワックス
水分主体で、濡れたような質感になるためM字部分が透けて見えやすいスタイリング剤。M字ハゲを自然に隠したい方にはおすすめできません。
ヘアオイル
ツヤを出してナチュラルに仕上がるが、セット力がなく前髪が割れやすい。M字部分が透けやすくなるため、薄毛を目立たせたくない方には不向きです。
ヘアミルク
しっとり仕上がるものの、ホールド力がなく髪がペタッとしやすい。前髪が割れやすく、M字ハゲの透け感を強調してしまうため避けた方がよいでしょう。
バーム
ナチュラルな束感を出せるが、ボリュームアップ効果はなく、前髪が割れてM字部分が見えやすくなります。M字ハゲを隠したい方にはおすすめできません。
M字ハゲの方が使った方がいいスタイリング剤
ドライワックス(マットワックス)
水分・油分が少なく、マットな質感で毛束感が出にくいのが特徴。前髪の透けが気になるM字ハゲの方でも、毛先に少量なじませることで自然な厚みを演出できます。前髪を下ろすスタイルにも、上げるスタイルにも対応しやすい万能タイプ。ただし、つけすぎると前髪が割れて逆効果になるため注意が必要です。
パウダーワックス
パウダーワックスは油分がほとんどなく、毛束感が出にくいため、M字ハゲの方に非常におすすめのスタイリング剤です。髪を乾かす前につけるタイプと、乾かした後に使うタイプがあります。
前者は、ドライヤーで乾かすことで根元からふんわり立ち上がり、自然なボリュームを出すことが可能。
後者は乾いた髪に直接つけることで、ボリュームを出したい部分と抑えたい部分をピンポイントに調整できます。
また、配合されている「シリカ」が汗や皮脂を吸収し、他のスタイリング剤よりもへたりにくく、長時間キープできるのも魅力です。
濡れた時に使うパウダーワックスはこちら
乾いた時に使うパウダーワックスはこちら
ハードスプレー
髪型をしっかりキープできる仕上げ用スプレー。ワックスで形を整えたあとに使用することで、1日中セットを崩れにくくできます。ただし前髪に多くつけると割れてM字部分が目立つ原因になるため、軽く吹きかけるのがポイント。触らなければパリっとした質感を保てます。
まとめ
M字ハゲは適切な髪型とセット方法で、十分にカバーできます。
まずは美容室で相談し、自分に最適なスタイルを見つけましょう。そして今回ご紹介したセット方法を実践して、自信を持って毎日を過ごしてください。
髪型が変われば、気持ちも変わります。M字ハゲを理由にオシャレを諦める必要は一切ありません。
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