「頭頂部が薄くなってきて、どうセットしていいかわからない」——そんな悩みをお持ちの方に伝えたいことがあります。
頭頂部の薄毛は、正直なところ、セットの”方向”を変えるだけで印象が劇的に変わります。 私はRELIVEで毎日、頭頂部(O字)タイプの薄毛の方と向き合っていますが、来店前と来店後で「別人みたいだ」と驚かれるお客様が非常に多いです。
多くの方がやってしまっているのは「前から後ろに乾かす」というドライヤーの使い方です。これをするだけで、頭頂部の髪が後ろに流れペタンと潰れてしまいます。基本は後ろから前に、かつ中心に向かって乾かすこと——この2方向を意識するだけで頭頂部に自然な立ち上がりが生まれます。たったこれを変えるだけで、同じ薄毛でも全然違う仕上がりになる——その具体的な方法をこれから解説します。

頭頂部薄毛が目立つ本当の理由
ベタつかず自然にボリュームアップ。薄毛専門美容師が実際に使っているアイテムです。
頭頂部の薄毛(O字ハゲとも呼ばれます)が目立ちやすい理由は2つあります。
1つ目は「上から見られやすい場所」だということです。身長差がある場所や、電車の座席に座っているとき、飲み会の席など、日常生活で頭頂部は意外と人目に触れます。
2つ目は「つむじの構造」です。つむじ周りは髪の流れが渦を巻いており、その中心部分の毛量が少なくなると、髪が放射状に開いて地肌が透けやすくなります。
ここで多くの方がやりがちなのが、「つむじの流れに沿ってセットする」ことです。実はこれが逆効果で、薄い部分をそのまま露出させてしまいます。プロが使う方法はまったく逆——これを後半で詳しく解説します。
頭頂部薄毛に似合う髪型3選
薄毛の進行度に関わらず、共通して言えることは「サイドを短くしてトップとのコントラストをつける」ことです。サイドを刈り上げると視線が自然にトップへ向き、頭頂部の薄さが目立ちにくくなります。
①ショートレイヤー(最も万能)
トップに段(レイヤー)を入れて、軽さと立体感を出すスタイルです。毛先に自然な動きが生まれるため、頭頂部の透け感を分散できます。
RELIVEでも40代のビジネスパーソンに一番多くご提案するスタイルです。毎朝のドライヤーだけで形が決まる設計にすることを意識しています。ワックスはパウダー系かマット仕上げが相性抜群です。
②ソフトモヒカン(薄毛カバー効果が最も高い)
サイドをすっきり刈り上げ、トップに高さを出すスタイルです。視線を上に誘導する効果があり、頭頂部の薄さをもっとも効果的にカモフラージュできます。
スタイリングのポイントは、後ろから前へ、中心に向かってトップを立ち上げること。これは後述するドライヤー技術と組み合わせると、さらに効果が増します。
③クロップドヘア(清潔感重視の方に)
前髪を短くカットし、トップをやや長めに残すシャープなスタイルです。全体がコンパクトにまとまるため、頭頂部の薄い部分と周囲の差が目立ちにくくなります。
スーツをよく着る方や、清潔感を第一に考えたい方に特にご好評をいただいています。
絶対やってはいけないNG髪型
頭頂部が薄い方が選んではいけないスタイルがあります。理由を理解すれば、自然と避けられるようになります。
❌ 長めのオールバック
髪を後ろに流すことで、頭頂部の薄い部分がそのまま露出します。ツヤ出しのグリースやジェルを使うとさらに地肌が透けて見えるため、二重の意味でNGです。頭頂部 薄毛 セットで悩んでいる方が一番やってしまいがちなスタイルです。
❌ 伸ばして覆うスタイル
重力で髪が横に広がり、かえって頭頂部の薄さが強調されます。「伸ばして隠す」は薄毛に悩む方がよく選ぶ方向ですが、現場での経験上、これで満足されたお客様をほとんど見たことがありません。
❌ 束感が出るスタイリング剤
グリースやジェルで毛束を作ると、束と束の間から地肌が透けて見えます。後ほど詳しく解説しますが、薄毛の方に選んでほしいのはパウダー系です。
【プロ直伝】頭頂部ボリュームを出すドライヤーの使い方
ここが最も重要なパートです。現場でお客様に毎回お伝えしていて、一番「変わった!」と言っていただける内容です。
「中心に向かって乾かす」——前から後ろはNG
多くの方が「前から後ろ」の方向でドライヤーをかけています。これをすると頭頂部の髪が後ろに流れ、地肌が透けやすくなります。
RELIVEのセット解説動画でもお伝えしていますが、正しいのは「外側から中心に向かって乾かす」方向です。左右のサイドからトップの中心に向かって風を当てることで、頭頂部の髪が自然と立ち上がります。

実際に来店されたお客様に自宅でのセットを再現していただくと、前から後ろに乾かしていることがほとんどです。この一点を変えるだけで、来店時と近い仕上がりを自宅で再現できるようになります。
「つむじに逆らう分け目」——流れに沿うと逆効果
つむじの回転に沿って髪を流すと、渦の中心が開いて地肌が見えやすくなります。プロが使うのは逆の発想——つむじの回転に逆らう方向で分け目を作ることです。
たとえば左分けが自然な方なら、あえて右方向に流してから分け目を作ります。反対方向に分けることで、根元がふんわりと立ち上がり、頭頂部のボリュームが増します。最初は違和感があっても、3〜4回繰り返すうちに形がついてきます。
根元を立ち上げて引っ張りながら乾かす
ドライヤーをかけるとき、頭頂部の根元を指でつまむように少し引っ張りながら風を当てると、自然な立ち上がりが生まれます。乾かしながら形を作るイメージです。

完全に乾く直前に冷風に切り替え、その状態を固めると1日ボリュームをキープできます。
セット前のベース剤が仕上がりの9割を決める
ドライヤーワークと並んで大切なのが、濡れた状態でつけるベース剤です。薄毛の方の場合、このステップをスキップしていることが非常に多いです。
薄毛の方に向くのはパウダー系ミストタイプのベース剤です。乾かすとパウダー成分だけが髪に残り、ツヤも束感もまったく出ません。油分がないため毛が固まらず、頭頂部の透け感を最小限に抑えられます。

RELIVEが開発した「EGUSU ボリュームアップミスト」はまさにこの用途のために設計されたスタイリング剤です。濡れた根元に吹きかけてドライヤーで乾かすだけで、パウダーが残ってボリュームアップ効果を発揮します。
使い方のポイントは3点です。まず根元中心に吹きかけること。次に、手でなじませてから乾かすこと。最後に乾かしながら形を作ること。この順番で使うだけで、何もつけない状態と比べてトップのボリュームが全然違います。
頭皮についても問題ない成分設計なので、薄毛の方でも安心して根元まで使えます。使い方が不安な方はLINEでも相談を受け付けています。
スプレーで1日キープする仕上げ技術
ベース剤とドライヤーワークでボリュームを作ったあと、パウダーワックスをつけてからスプレーで固めると1日キープできます。
パウダーワックスとスプレーの組み合わせが、頭頂部薄毛のセットでは最強です。パウダーワックスは直接手に粉をふりかけるように少量を使い、根元中心につけます。このとき「ドバッと一気に」ではなく、少量ずつ複数回に分けてつけるのがポイントです。
スプレーは顔から30〜40cm以上離して全体にふんわりかけます。近くで集中的にかけると束感が出てしまうため、霧が自然に行き渡るイメージで使ってください。スプレー後にドライヤーの弱風を当てると、さらにキープ力が上がります。
2026年トレンド|頭頂部薄毛に似合う長さ別スタイル
RELIVEにご来店いただく30〜40代のお客様の中で、最近人気が出ているスタイルを3つご紹介します。
ソフトフェードショート
サイドを自然なグラデーションで刈り上げ、トップとの境界線をぼかすスタイルです。清潔感がありながら今っぽい仕上がりで、スーツにもカジュアルにも合います。ガッチリ刈り上げすぎず、ナチュラルなフェードにすることで年齢を問わず似合います。
ナチュラルマッシュ
前髪とトップに丸みをつけたやわらかいスタイルです。ふわっとした立体感が頭頂部の薄さをカバーしてくれます。毎朝のドライヤーで形が決まる設計にカットするため、スタイリングの手間が少ないのが特徴です。
ニュアンスパーマ(毛量がある程度ある方限定)
軽いパーマをかけることで、自然なボリューム感が生まれます。頭頂部に少しクセをつけると、ドライヤーだけで自然な立ち上がりが作れます。ただし頭頂部のパーマはダメージと薄毛進行のリスクも伴うため、必ず薄毛専門のサロンで状態確認してから判断してください。RELIVEでは薬剤選定・放置時間・ダメージ管理を薄毛の進行度に合わせて調整しています。
RELIVEでセットが劇的に変わる理由
一般的な美容室では「薄毛をどう活かすか」という視点でカットしてもらえないことがほとんどです。薄毛の部位・進行度に合わせてカットラインを設計する技術は、薄毛に特化したサロンでないと難しいのが現実です。
RELIVEの初回カウンセリングでは、薄毛の進行状態と部位、毎朝のセットにかけられる時間、見た目の目標(清潔感・若々しさ・ビジネス向けなど)の3点を必ず確認します。この3点をもとに、「朝の5分でキマる設計」のカットを行います。
初めての方は「どう伝えればいいかわからない」という不安を感じる方も多いですが、「頭頂部が薄くなってきた」「清潔感を出したい」この2点だけ伝えていただければ十分です。あとはこちらで確認しながら進めます。
RELIVEは全国に店舗があります。お近くの店舗からご予約ください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 頭頂部が薄い場合、毎日のドライヤーは必要ですか?
はい、必要です。ドライヤーで「フォルムを作る」工程が、一日の印象を大きく左右します。乾かすだけでなく、後ろから前に・中心に向かって乾かす方向を意識するだけで仕上がりが全然違います。慣れると5分以内にできます。
Q2. パウダー系スタイリング剤は頭皮についても大丈夫ですか?
EGUSUのボリュームアップミストは頭皮についても問題ない成分設計になっています。根元中心につけていただいて問題ありません。しっかりシャンプーで落としてください。
Q3. つむじの回転に逆らう分け目をするとき、どちらに分ければいいですか?
今まで自然に分けていた方向と「反対側」に分けてください。たとえば右分けが自然なら左方向に流す、左分けなら右方向に流します。最初は馴染みにくいですが、3回ほど繰り返すと自然に形がついてきます。
Q4. 頭頂部薄毛の方はどのくらいの頻度でカットすべきですか?
4〜6週間に1回が目安です。頭頂部の薄毛を上手くカバーするスタイルは、伸びると形が崩れて薄い部分が目立ちやすくなります。定期的なメンテナンスで常にキマった状態を保てます。
Q5. スプレーをつけると固まりすぎる気がします。どうすれば自然に仕上がりますか?
スプレーは遠め(顔から30〜40cm)から全体に霧状でかけるのがコツです。近くから集中してかけると固まりすぎます。パウダーワックスと組み合わせて使うと、自然なキープ感になります。
まとめ
頭頂部の薄毛は、セットの方向を変えるだけで印象が大きく変わります。
今日から試してほしいのは3点です。まず、「前から後ろ」ではなく「外側から中心に向かって」乾かすこと。次に、つむじの回転に逆らう方向で分け目を作ること。そして、濡れた状態でパウダー系のベース剤を根元につけてから乾かすこと。
この3点を一度体で覚えてしまえば、毎朝のセットは格段に楽になります。
スタイリング剤選びで迷っている方は、薄毛専用に設計されたEGUSU ボリュームアップミストを試してみてください。濡れた根元に吹きかけてドライヤーで乾かすだけ——朝のセットに組み込むだけで、頭頂部の印象がひとつ変わります。
LINEでのご相談もいつでもどうぞ。
著者: 益満千尋(薄毛専門美容室RELIVE経営 / 現場に立つ美容師)
ベタつかず自然にボリュームアップ。薄毛専門美容師が実際に使っているアイテムです。

