著者: 益満千尋
プロフィール: 薄毛専門美容室RELIVE経営。現場に立ち続ける美容師として、薄毛に悩む男性のヘアスタイルとセット方法を日々研究・実践している。
はじめに
ベタつかず自然にボリュームアップ。薄毛専門美容師が実際に使っているアイテムです。
「セットしても薄毛が目立ってしまう」「朝はキマっても昼には崩れる」——そんな悩みを抱えていませんか。
私は薄毛専門美容室RELIVEを経営し、自らも現場に立って毎日薄毛の方のヘアカットとスタイリングに向き合っています。正直に言います。薄毛は、セット次第で劇的に見た目が変わります。
ワックスの種類、ドライヤーの当て方、乾かす順番——この3つが噛み合うだけで、同じ薄毛でも全然違う印象になります。この記事では、現場で毎日使っている実践的な技術を余すことなく解説します。
薄毛のショートヘア、セット次第で印象はここまで変わる


薄毛を隠そうとすると、多くの方が「伸ばして覆う」方向に考えがちです。しかし現場では毎日、真逆の結果を目撃しています。
私がカウンセリングで最初に必ず伝えることがあります。「薄毛はカットとセットで、9割変わります」 ということです。
実際にRELIVEにいらっしゃるお客様の多くは、来店前と来店後で別人のような変化を感じてくださいます。具体的に何が変わるのかというと、「頭のフォルム」です。
薄毛の方にとって最大の課題は、頭頂部のボリュームが失われて頭が平たく見えることです。ところが、ドライヤーの向きとセットの順番を変えるだけで、頭のシルエットは丸みを取り戻します。
たとえば、トップを高く立ち上げて、サイド(薄い部分)を前に流す。この2点を意識するだけで、横からのシルエットが見違えるように変わります。施術後に「鏡を見てこんなに変わるとは思わなかった」と言っていただけます。これが、この仕事をしていて一番うれしい瞬間です。
「変えられない」と思っていた見た目が、実は変えられる——その具体的な方法をこれから解説します。
薄毛でもキマるショートヘアの作り方【5ステップ】
セットは順番が命です。多くの方が間違えているのは「ドライヤーで乾かしてからワックスをつける」だけのシンプルな工程に頼っていること。薄毛の方には、これだと圧倒的にボリュームが足りません。
正しい順番は次の5ステップです。
STEP 1:軽く濡らす
朝起きたら、まず髪全体を軽く濡らします。ビショビショにする必要はなく、根元まで水分が届く程度で十分です。寝癖をリセットし、次のステップで使うベース剤を均一につけるための準備です。
STEP 2:ベース剤をつける(これが最重要)
ボリュームアップ系のベース剤を根元中心に付け、手でなじませてください。
ここで使うベース剤が、その後のボリュームの出方をほぼ決定します。パウダー系のミストタイプが薄毛の方には特に効果的です。油分がなくベタつかないため、ツヤや束感が出にくく、薄毛部分が目立ちにくいのが理由です。
STEP 3:ドライヤーでフォルムを作る
ここが最も大切な工程です。ただ乾かすのではなく、フォルムを作りながら乾かす意識を持ってください。
ポイントは2点あります。
1点目は「トップは下から風を入れて立ち上げる」こと。根元をかき混ぜるように風を当てると、自然なボリュームが生まれます。
2点目は「サイド(薄い部分)は前方向に流しながら乾かす」こと。横に膨らませず、前に向けて流すことで、薄い部分をナチュラルに隠しながらシルエットを整えられます。
後頭部は丸みを潰さないよう、下から上に風を入れながら丸みをキープしてください。絶壁に見えると老けて見えるため、後頭部の丸みは意識的に作ってください。
STEP 4:ニュアンス剤(ワックス)で質感を整える
ドライヤーで8割方フォルムが決まったら、ニュアンス剤を少量つけます。
薄毛の方に向いているのは、ドライワックス・パウダーワックス・マットワックスの3タイプです。ツヤが出るグリースやジェルは、頭皮が透けて見えやすくなるため避けてください。
ワックスは少量を手のひらで完全に伸ばし透明になったら、サイドから前にかけてなじませます。後頭部は下から上にさっとなじませるだけで十分です。
STEP 5:ハードスプレーでキープ
最後に、ハードスプレーを少し離した位置からさっと振りかけます。そのあとすぐにドライヤーで固めるのがポイントです。特に前髪の立ち上げ部分はスプレー後にドライヤーを当てると、1日キープできます。
私自身、このセット方法でサウナに1時間入っても崩れない状態をキープしています。順番とドライヤーワークさえ覚えれば、朝のセットは10分以内に終わります。
ドライヤーで薄い部分をナチュラルに隠す技術
「ドライヤーは乾かすだけの道具」と思っているなら、それが変わるだけで毎朝の仕上がりが全然違います。

風量が強いドライヤーは、それだけで髪の流れを作れます。現場で毎日実感していることがあります。弱いドライヤーから強風タイプに変えるだけで、ボリュームの出方がまったく変わるのです。
薄い部分(サイド)を隠すドライヤーの当て方
薄い部分は多くの場合、前頭部からサイドにかけてです。ここを上から押さえつけて乾かすと、当然ペタっとして薄さが強調されます。
コツは「前に流しながら乾かす」ことです。サイドの毛を少し前方向に向けて手でブロッキングしながら、後ろから前に向けて風を当てます。そうすることで薄い部分の毛が前に集まり、頭皮が透けにくくなります。
トップのボリュームを最大限に出す方法
トップが薄い方は、根元を下から持ち上げながら風を当ててください。指を根元に差し込んでかき混ぜるように動かしながら乾かすと、ドライヤーの風量だけでかなりのボリュームが出ます。
最終的に乾ききる前に、手でトップをもう一度持ち上げてから冷風で固めると、ボリュームが長持ちします。
後頭部の丸みを作る乾かし方
後頭部のボリュームが出ていると、横から見たシルエットがぐっとスタイリッシュになります。後頭部は下から斜め上に風を入れるように乾かし、丸みが出た状態で手を添えながら冷風で固めてください。
この3点を意識するだけで、ドライヤーがスタイリングツールとして機能し始めます。
2026年トレンド|30・40代に似合う長さ別ヘア3選

RELIVEでは毎日30〜40代の薄毛の方のカットをしています。最近ご来店いただくお客様に人気が出ているスタイルを、長さ別に3つ紹介します。
①ソフト刈り上げショート(薄毛カバーに最も効果的)
現場で一番ご要望が多いのがこのスタイルです。スーツ着用が多いビジネスパーソンに特に人気があります。
以前はフェードのようにガッチリ刈り上げるスタイルが多かったですが、最近は耳まわりをすっきりさせながらも刈り上げすぎない「ソフトな仕上げ」をご希望される方が増えています。前髪に少しニュアンスを出すだけで、清潔感を保ちながら若々しい印象になります。
セットはドライワックスのマット仕上げが相性抜群。薄毛でも頭皮が透けにくく、一日キープしやすいです。
②ソフトマッシュ&七三スタイル(薄毛の悩みをカットで解決)
「薄毛だけど若々しく見せたい」という方に多く提案しているスタイルです。前髪の長さと流し方を工夫するだけで、頭頂部の薄さを自然にカバーできます。
RELIVEでは骨格に合わせたカットラインを設計するため、セットが楽になるのも特徴です。毎朝のドライヤーだけで形が決まる設計にすることを意識しています。
スタイリングはパウダーワックスかボリュームアップミストが特に相性が良いです。
③ニュアンスパーマ×ミディアム(毛量がある方の差別化スタイル)
毛量がある程度残っている方限定ですが、ニュアンスパーマをかけると一気に今っぽさが出ます。RELIVEでもパーマ施術の際は薄毛への影響を最小限にする方法でかけています。
スタイリングはヘアバームを揉み込むように使うと、程よい艶感と柔らかい動きが同時に出せます。
薄毛に合うスタイリング剤の選び方【EGUSU ボリュームアップミストが最適解】
スタイリング剤選びは、薄毛のセットで一番差がつくポイントです。市販のワックスをなんとなく使っていると、逆に薄毛が強調されることがあります。
薄毛NGなスタイリング剤の特徴
- ツヤが出るもの(グリース・ジェル・オイル系): 頭皮が透けて見える
- 束感が出るもの: 毛が固まって地肌が露出する
- 重さが出るもの: ボリュームがさらに失われる


薄毛に向くスタイリング剤の特徴
- ツヤが出ない(マット・ドライ仕上げ)
- 束感が出ない
- 軽くてボリュームがキープできる
- 頭皮についても問題ない
RELIVEがイチオシするのが「EGUSU ボリュームアップミスト」
RELIVEで一番おすすめしているのが、私たちが開発した薄毛専用スタイリング剤「EGUSU ボリュームアップミスト」です。
このアイテムが薄毛の方に合っている理由が4つあります。

1. 濡れた髪につけてドライヤーで乾かすだけ
クリームワックスのように手にとってなじませる手間がありません。ミスト状なので根元まで均一につけられ、乾かすだけでスタイリングが完成します。
2. パウダーが残るのでツヤ・束感ゼロ
乾くとパウダー成分だけが髪に残り、ツヤも束感もまったく出ません。薄毛の方がもっとも避けたい「頭皮が透けて見える」状態になりにくいのが最大の特徴です。
3. 頭皮についても問題なし
パウダーが吸着するため、ベタつきが出ません。シャンプーでしっかり落ちるので、残留の心配もありません。
4. 直毛・くせ毛・軟毛と幅広い髪質に対応
様々な髪質の方にお使いいただいていますが、どの髪質でもボリュームアップの効果を感じていただいています。
EGUSUのボリュームアップミストは、公式サイトからご購入いただけます。
使い方が不安な方は、LINEで気軽にご相談ください。どの製品が自分の髪質に合うか、使い方のコツまでお答えします。
RELIVEに来るとセットが劇的に変わる理由
現場に立っていて毎回感じることがあります。「薄毛だからしょうがない」とあきらめてきた方ほど、カットとセットを変えた瞬間の驚き方が大きいです。
薄毛専門だからできること
一般の美容室では「薄毛をどう活かすか」という設計でカットしてもらえないことがほとんどです。多くの場合、薄毛を隠す方向ではなく「なんとなく短く」切って終わりになります。
RELIVEでは初回のカウンセリングで、次の3点を必ず確認します。まず薄毛の進行状態と部位。次に毎朝のセットにかけられる時間。そして見た目の目標(清潔感なのか、若々しさなのか、ビジネスシーンなのか)です。
この3点をもとに、セットが楽になるカットラインを設計します。髪型ではなく「朝の10分でキマる設計」を提供するイメージです。
初めての方への伝え方
「何を伝えればいいかわからない」という方でも大丈夫です。「薄毛が気になる」「清潔感を出したい」この2点だけ伝えていただければ、あとはこちらで確認しながら進めます。
来店時に今のセットで困っていることを正直に話してもらえると、一番的確な提案ができます。
RELIVEでは全国に店舗があります。お近くの店舗からご予約ください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 薄毛にワックスをつけると、もっと薄く見えませんか?
ワックスの種類によります。グリースやジェルなどのツヤが出るものはNG。ドライワックスやパウダー系ならツヤと束感が出ないため、薄毛が目立ちにくくなります。正しいスタイリング剤を選べば、ワックスは薄毛の強い味方になります。
Q2. ドライヤーは毎朝かけないといけませんか?
薄毛の方には毎朝のドライヤーをぜひ取り入れてください。ドライヤーで「フォルムを作る」工程が、一日の印象を大きく左右するからです。慣れると5分程度でできます。
Q3. 薄毛に効果的なヘアスタイルはありますか?
ショートが最も管理しやすく、ボリュームも作りやすいです。特に「ソフト刈り上げショート」は薄毛の方に最も効果的なスタイルの一つです。ただし、個々の薄毛の状態や骨格によって最適なスタイルは変わるため、薄毛専門の美容師への相談が確実です。
Q4. スタイリングしても昼には崩れてしまいます。何が原因ですか?
原因は主に2つ。「ハードスプレーで固めていない」か「ベース剤を使っていない」かのどちらかです。ベース剤(ボリュームアップミスト等)で下地を作り、最後にハードスプレー+ドライヤーで固める工程を追加してみてください。
Q5. 薄毛が進行しても同じスタイルが維持できますか?
薄毛の進行に合わせてカットスタイルの調整が必要になります。ただし、適切なカットとセット方法を知っていれば、どの段階でも「キマった」状態を保てます。RELIVEでは薄毛の進行に応じた継続的なスタイル提案を行っています。
まとめ
薄毛のショートヘアは、セット次第で劇的に変わります。
重要なのは3点です。まず、ドライヤーワークでフォルムを作ること。次に、ツヤが出ないスタイリング剤を選ぶこと。そして、順番通りに(ベース剤→ドライヤー→ニュアンス剤→ハードスプレー)セットすること。
この順番を一度体で覚えてしまえば、毎朝のセットは格段に楽になります。
スタイリング剤選びで迷っている方は、薄毛専用に設計されたEGUSU ボリュームアップミストを試してみてください。また、薄毛におすすめのワックス4選の記事もあわせてご確認ください。
LINEでのご相談もいつでもどうぞ。
著者: 益満千尋(薄毛専門美容室RELIVE経営 / 現場に立つ美容師)
ベタつかず自然にボリュームアップ。薄毛専門美容師が実際に使っているアイテムです。

