ドライヤーではげる?薄毛専門美容師が本音で解説する正しいドライヤーの使い方
記事を書いた人
薄毛専門美容室RELIVE代表取締役・現場美容師。鹿児島県出身、日本美容専門学校・東京理容専修学校卒業。大手チェーンサロンで社内最速スタイリストデビューを果たし、2014年に吉祥寺で独立開業。2022年3月、薄毛専門美容室「RELIVE」を開業。RELIVE株式会社代表取締役。年間15,000人が来店。美容師歴18年。薄毛専用スタイリング剤「EGUSU」開発者。令和の虎CHANNEL・テレビ・ラジオ出演、雑誌・業界誌・モアリジョブほか多数メディア掲載。
本当のAGA薄毛対策
2026.05.19
STEP 3:ドライヤーでフォルムを作る
ここが仕上がりの8割を決めます。
方向は「後ろから前に、中心に向かって」が基本です。前から後ろに乾かすと頭頂部の髪が後ろに流れ、地肌が透けやすくなります。後ろから前に向かって風を当てることで、前方・上方向への立ち上がりが生まれます。
同時に、サイドから中心に向かって収束させるイメージで乾かします。左右から中心に集めながら乾かすことで、トップにボリュームが出ます。
RELIVEの施術動画でも毎回解説していますが、「指で根元をつまみながら引っ張り上げるように乾かす」ことで、風の力だけではできないボリュームが生まれます。これを意識するだけで、同じドライヤーでも仕上がりが全然違います。
YouTube @RELIVE-hair「ドライヤー編」より:根元から持ち上げるように乾かす
STEP 4:パウダーワックスで束感を整える
ドライヤーで8割のフォルムができたら、仕上げにパウダーワックスを少量手に取り、表面に薄くなじませます。このとき「つけすぎない」が鉄則です。薄毛の方は少量で十分です。
STEP 5:ハードスプレーで固める
最後に顔から30〜40cm離してハードスプレーをさっと振りかけます。スプレー後にドライヤーの弱風を当てると、さらにキープ力が上がります。
ドライヤーと薄毛に関するよくある誤解を整理する
「ドライヤーではげる」という誤解が広まった背景には、いくつかの混同があります。整理しておきます。
誤解①「熱で毛根が死ぬ」
毛根は頭皮の深さ1〜2mmに位置しています。ドライヤーの熱は皮膚表面温度を上げますが、毛根の細胞に直接ダメージを与えるほどの熱量はありません。「頭皮が赤くなるほど近づけて長時間当てる」という極端な使い方でない限り、毛根への影響はほぼゼロです。
誤解②「抜け毛が増えるのはドライヤーのせい」
ドライヤー使用後に抜け毛が気になる方がいますが、これはドライヤーが「抜け毛を増やした」のではなく、もともと抜けかけていた毛が熱や風で落ちやすくなっただけです。シャンプー時に抜け毛が多く見えるのと同じ原理です。
誤解③「自然乾燥の方が髪に優しい」
濡れた状態の髪はキューティクルが開いて非常に傷つきやすい。自然乾燥で長時間濡れたままにしておく方が、物理的なダメージリスクは高くなります。
【RELIVE一次情報】現場で毎日見ているドライヤーワークの差
YouTube @RELIVE-hair より:ドライヤーワーク解説
RELIVEの施術動画(YouTube @RELIVE-hair)でも繰り返し解説していますが、現場でお客様にドライヤーの仕方をレクチャーすると、同じ日に「別人か?」というくらい仕上がりが変わります。
多くの方が「ドライヤーは乾かすだけの道具」だと思っています。でも実際には、ドライヤーはスタイリングツールです。
年間15,000人が来店するRELIVEで、薄毛の方のセット方法を見ていると、ほぼ全員に共通するNG習慣があります。
- 前から後ろに向かって乾かしている
- 根元ではなく表面だけに風を当てている
- 完全に乾ききっていない(生乾き)
この3つを改めるだけで、まず「見た目の薄さ」が半分以下になります。カットを変えなくても、スタイリング剤を変えなくても、です。
「乾かし方を変えてみたら、同僚に『最近なんかかっこよくなった?』と言われた」という言葉をよく聞きます。ドライヤーは侮れません。
私自身もびまん性の薄毛を抱えています。毎朝のドライヤーワークを変えてから、自分のセットに費やす時間は増えたけれど、鏡を見るたびにストレスを感じることがなくなりました。薄毛は進行していても、見え方はコントロールできる——それを身をもって実感しています。
RELIVEでは施術時にドライヤーの使い方もレクチャーしています。一度覚えれば、毎朝5〜8分で完結します。「面倒くさい」と感じる方ほど、最初の1週間続けてみてください。手が慣れれば、むしろ「これなしでは無理」になります。
薄毛の方に向くドライヤーの選び方
ドライヤーの機種選びも、実は見た目の仕上がりに影響します。
風量が強いものを選ぶ
薄毛の方こそ、風量の強いドライヤーが向いています。強い風量は乾かす時間を短縮するだけでなく、根元を持ち上げる力も強くなります。「指で引っ張りながら乾かす」テクニックとの相性も格段に上がります。
温度設定が細かく調整できるもの
「高温・低温・冷風」の3段階以上あるものが使いやすいです。仕上げに冷風を当てることでキューティクルが締まり、セットのキープ力が上がります。スプレー後に冷風を当てるのが、RELIVEでも毎回やる仕上げの一手です。
重さより使いやすさを優先する
毎朝使うものなので、手に持ったときの操作性を確認してください。重すぎると腕が疲れ、ドライヤーワークが雑になります。高価なドライヤーが必ずしも必要なわけではありません。風量があって使いやすければ、5,000円台のものでも十分です。
よくある質問(FAQ)
Q1. ドライヤーの熱は何度まで大丈夫ですか?
髪のキューティクルが変性するのは150℃以上とされています。市販のドライヤーの熱風は80〜120℃程度で、20cm以上離して使えばほぼ問題ありません。ただし薄毛の方は髪が細く傷みやすいため、「熱すぎない」温度で乾かすか、最後に冷風で仕上げると状態が保てます。
Q2. 毎日ドライヤーを使うと髪が傷みませんか?
毎日使っても問題ありません。むしろ自然乾燥の方が寝ている間の摩擦ダメージが大きいケースがあります。20cm以上離して適切な温度で使えば、毎日のドライヤーは髪に悪影響を与えません。
Q3. 朝のセットに何分かかりますか?
慣れると5〜8分以内に収まります。最初はEGUSUを使ったベース剤工程が増えるため少し時間がかかりますが、1週間もすれば手順が身につきます。
Q4. ドライヤーなしでスタイリングはできますか?
できますが、薄毛の方には圧倒的にドライヤーを使ったセットの方が効果が出ます。ドライヤーのない状態でワックスだけつけても、根元が立ち上がらずペタンとした印象になりやすいです。
Q5. EGUSUはどこで買えますか?
EGUSU公式サイト(https://egusu.relive-tokyo.com)からご購入いただけます。薄毛に悩む方のために開発した、パウダー成分配合のボリュームアップミストです。
まとめ
「ドライヤーではげる」は嘘です。ただ、乾かした方がいい理由は確かにあります。
夜は根元から乾かしきること、それだけで十分です。形は気にしなくていい。
朝こそが勝負です。髪を軽く濡らし、EGUSUをベース剤として使い、後ろから前に・中心に向かってドライヤーを当てる。この流れを身につけるだけで、同じ薄毛でも全然違う仕上がりになります。
ドライヤーは「はげの原因」ではなく、「薄毛をカバーしてかっこよくなるための道具」です。正しく使えば、あなたの毎朝を変えてくれます。
「ドライヤーを使い続けるとはげるって本当?」そう心配している方は多いです。結論から言うと、正しく使えばドライヤーではげません。むしろ、濡れた状態で放置することのほうが頭皮への負担は大きい。
この記事では、ドライヤーとはげの関係を正しく解説したうえで、薄毛の方にとってのドライヤーの使い方を紹介します。
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STEP 3:ドライヤーでフォルムを作る
ここが仕上がりの8割を決めます。
方向は「後ろから前に、中心に向かって」が基本です。前から後ろに乾かすと頭頂部の髪が後ろに流れ、地肌が透けやすくなります。後ろから前に向かって風を当てることで、前方・上方向への立ち上がりが生まれます。
同時に、サイドから中心に向かって収束させるイメージで乾かします。左右から中心に集めながら乾かすことで、トップにボリュームが出ます。
RELIVEの施術動画でも毎回解説していますが、「指で根元をつまみながら引っ張り上げるように乾かす」ことで、風の力だけではできないボリュームが生まれます。これを意識するだけで、同じドライヤーでも仕上がりが全然違います。
YouTube @RELIVE-hair「ドライヤー編」より:根元から持ち上げるように乾かす
STEP 4:パウダーワックスで束感を整える
ドライヤーで8割のフォルムができたら、仕上げにパウダーワックスを少量手に取り、表面に薄くなじませます。このとき「つけすぎない」が鉄則です。薄毛の方は少量で十分です。
STEP 5:ハードスプレーで固める
最後に顔から30〜40cm離してハードスプレーをさっと振りかけます。スプレー後にドライヤーの弱風を当てると、さらにキープ力が上がります。
ドライヤーと薄毛に関するよくある誤解を整理する
「ドライヤーではげる」という誤解が広まった背景には、いくつかの混同があります。整理しておきます。
誤解①「熱で毛根が死ぬ」
毛根は頭皮の深さ1〜2mmに位置しています。ドライヤーの熱は皮膚表面温度を上げますが、毛根の細胞に直接ダメージを与えるほどの熱量はありません。「頭皮が赤くなるほど近づけて長時間当てる」という極端な使い方でない限り、毛根への影響はほぼゼロです。
誤解②「抜け毛が増えるのはドライヤーのせい」
ドライヤー使用後に抜け毛が気になる方がいますが、これはドライヤーが「抜け毛を増やした」のではなく、もともと抜けかけていた毛が熱や風で落ちやすくなっただけです。シャンプー時に抜け毛が多く見えるのと同じ原理です。
誤解③「自然乾燥の方が髪に優しい」
濡れた状態の髪はキューティクルが開いて非常に傷つきやすい。自然乾燥で長時間濡れたままにしておく方が、物理的なダメージリスクは高くなります。
【RELIVE一次情報】現場で毎日見ているドライヤーワークの差
YouTube @RELIVE-hair より:ドライヤーワーク解説
RELIVEの施術動画(YouTube @RELIVE-hair)でも繰り返し解説していますが、現場でお客様にドライヤーの仕方をレクチャーすると、同じ日に「別人か?」というくらい仕上がりが変わります。
多くの方が「ドライヤーは乾かすだけの道具」だと思っています。でも実際には、ドライヤーはスタイリングツールです。
年間15,000人が来店するRELIVEで、薄毛の方のセット方法を見ていると、ほぼ全員に共通するNG習慣があります。
- 前から後ろに向かって乾かしている
- 根元ではなく表面だけに風を当てている
- 完全に乾ききっていない(生乾き)
この3つを改めるだけで、まず「見た目の薄さ」が半分以下になります。カットを変えなくても、スタイリング剤を変えなくても、です。
「乾かし方を変えてみたら、同僚に『最近なんかかっこよくなった?』と言われた」という言葉をよく聞きます。ドライヤーは侮れません。
私自身もびまん性の薄毛を抱えています。毎朝のドライヤーワークを変えてから、自分のセットに費やす時間は増えたけれど、鏡を見るたびにストレスを感じることがなくなりました。薄毛は進行していても、見え方はコントロールできる——それを身をもって実感しています。
RELIVEでは施術時にドライヤーの使い方もレクチャーしています。一度覚えれば、毎朝5〜8分で完結します。「面倒くさい」と感じる方ほど、最初の1週間続けてみてください。手が慣れれば、むしろ「これなしでは無理」になります。
薄毛の方に向くドライヤーの選び方
ドライヤーの機種選びも、実は見た目の仕上がりに影響します。
風量が強いものを選ぶ
薄毛の方こそ、風量の強いドライヤーが向いています。強い風量は乾かす時間を短縮するだけでなく、根元を持ち上げる力も強くなります。「指で引っ張りながら乾かす」テクニックとの相性も格段に上がります。
温度設定が細かく調整できるもの
「高温・低温・冷風」の3段階以上あるものが使いやすいです。仕上げに冷風を当てることでキューティクルが締まり、セットのキープ力が上がります。スプレー後に冷風を当てるのが、RELIVEでも毎回やる仕上げの一手です。
重さより使いやすさを優先する
毎朝使うものなので、手に持ったときの操作性を確認してください。重すぎると腕が疲れ、ドライヤーワークが雑になります。高価なドライヤーが必ずしも必要なわけではありません。風量があって使いやすければ、5,000円台のものでも十分です。
よくある質問(FAQ)
Q1. ドライヤーの熱は何度まで大丈夫ですか?
髪のキューティクルが変性するのは150℃以上とされています。市販のドライヤーの熱風は80〜120℃程度で、20cm以上離して使えばほぼ問題ありません。ただし薄毛の方は髪が細く傷みやすいため、「熱すぎない」温度で乾かすか、最後に冷風で仕上げると状態が保てます。
Q2. 毎日ドライヤーを使うと髪が傷みませんか?
毎日使っても問題ありません。むしろ自然乾燥の方が寝ている間の摩擦ダメージが大きいケースがあります。20cm以上離して適切な温度で使えば、毎日のドライヤーは髪に悪影響を与えません。
Q3. 朝のセットに何分かかりますか?
慣れると5〜8分以内に収まります。最初はEGUSUを使ったベース剤工程が増えるため少し時間がかかりますが、1週間もすれば手順が身につきます。
Q4. ドライヤーなしでスタイリングはできますか?
できますが、薄毛の方には圧倒的にドライヤーを使ったセットの方が効果が出ます。ドライヤーのない状態でワックスだけつけても、根元が立ち上がらずペタンとした印象になりやすいです。
Q5. EGUSUはどこで買えますか?
EGUSU公式サイト(https://egusu.relive-tokyo.com)からご購入いただけます。薄毛に悩む方のために開発した、パウダー成分配合のボリュームアップミストです。
まとめ
「ドライヤーではげる」は嘘です。ただ、乾かした方がいい理由は確かにあります。
夜は根元から乾かしきること、それだけで十分です。形は気にしなくていい。
朝こそが勝負です。髪を軽く濡らし、EGUSUをベース剤として使い、後ろから前に・中心に向かってドライヤーを当てる。この流れを身につけるだけで、同じ薄毛でも全然違う仕上がりになります。
ドライヤーは「はげの原因」ではなく、「薄毛をカバーしてかっこよくなるための道具」です。正しく使えば、あなたの毎朝を変えてくれます。
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執筆: 益満千尋(薄毛専門美容室RELIVE経営 / 現場美容師・美容師歴18年)
益満千尋(ますみつちひろ)
美容師歴18年。薄毛専門美容室RELIVEオーナースタイリスト。年間15,000人の薄毛の方の施術に携わる。「ありえへん∞世界」「結太郎の縁むすびまっせ!」出演。ラジオ「#サロプロ」出演。モアリジョブ・日刊SPA!・beautypost.jp 掲載。著者プロフィール詳細 →