「薄毛でもパーマをかけていいの?」「むしろボリュームが出るなら試してみたい」。RELIVEには、こういったご相談をお持ちの方が毎月多くいらっしゃいます。
結論から言うと、パーマは薄毛の方にとって有効な選択肢になりえます。ただし、毛質・現在の状態・かけるタイミングを間違えると、チリつきやパサつきで余計に薄毛が目立つ結果になります。
この記事では、薄毛専門美容室RELIVEでの施術経験をもとに、パーマの効果・リスク・正しいかけ方まで、本音でお伝えします。
薄毛にパーマをかけるメリット
薄毛の方がパーマをかける最大のメリットは、根元からのボリューム感を作れることです。毛が細くてペタンとしてしまう方にとって、パーマによる根元の立ち上がりは見た目を大きく変えます。

RELIVEで実際にパーマをかけたお客様(30代・M字薄毛)は、こんな相談から始まりました。
「ボリュームとか動きが出にくいので、パーマでカバーできるんじゃないかと思って」
このお客様の悩みは「セットしても頭頂部がペタンとしてしまう」こと。パーマによって根元から立ち上がりが生まれ、朝のセット時間を短縮しながらボリューム感を維持できるようになりました。
パーマをかけるもう一つのメリットは、スタイリング剤の持ちが良くなること。細い毛はワックスやスプレーが根元につかず、すぐに崩れてしまいます。パーマで毛に動きをつけることで、スタイリング剤が全体にのりやすくなります。
薄毛パーマのリスクとNG例
パーマをかけることにはリスクもあります。薄毛の方の毛は一般的に細くダメージを受けやすいため、薬剤の選び方や施術タイミングを誤るとトラブルにつながります。
リスク1:チリつき・パサつき
毛が細いほど、パーマ剤のダメージを受けやすくなります。特に「前回のパーマが残っている部分に重ねてかける」のは、最も避けるべき行為です。
実際のカウンセリングでは、こんなお声をいただきました。
「残ってる部分にかけちゃうとパサパサしちゃう感じがするので、1回切ってみて考えます」(スタイリスト談)
毛先に前回のパーマが残っている状態では、まずそれを切り落としてから新たにかけることが基本です。焦って重ねがけをすると、せっかくの仕上がりがパサついた印象になってしまいます。
リスク2:パーマが落ちやすい
細い毛は太い毛に比べてパーマが落ちやすい性質があります。「かけた直後はきれいだったのに、2週間で取れてしまった」というご相談も珍しくありません。
毛の状態によってはパーマが定着しにくい場合があるため、施術前に担当スタイリストに毛質を確認してもらうことが必要です。
リスク3:逆に薄毛が目立つケースも
パーマによってボリュームが出るのは事実ですが、不自然に強いカールをかけると逆効果になることがあります。「いかにも隠している」という印象を与えてしまうためです。
薄毛の場合は、自然な動きと根元の立ち上がりを意識したナチュラルパーマが適しています。ソバージュのような強いカールや、部分だけにかける不均一なパーマは避けてください。
薄毛に効果的なパーマのかけ方
リスクを理解した上で、正しくパーマをかけるためのポイントを解説します。
前髪と頭頂部のバランスを整えてからかける
パーマをかける前に、カットで全体のバランスを整えることが先決です。特に「前髪と頭頂部の長さのバランスが崩れている状態」でパーマをかけても、効果が十分に出ません。
「前髪の長さと上の長さのバランス的にちょっと前髪の方が長いんですよ。そうすると風が吹いたり汗かいたりする時にここが透けてしまう。そこのバランスを整えれば割れづらくなってくるんじゃないかなと思います」(スタイリスト談)
前髪と頭頂部の長さが揃っていると、パーマの効果が全体に均一に出やすくなります。カットとパーマをセットで設計することが、薄毛パーマ成功の鍵です。
根元立ち上がりを意識したパーマ設計
薄毛の方に適したパーマは、毛先に強いカールをかけるのではなく、根元から自然に立ち上がるタイプです。

「少し前髪にもたつきを持たせてあげると付け感っていうのが出づらくなる」というのが、私がよく使う表現です。不自然に立てるのではなく、自然な動きの中でボリューム感を演出するのがポイントです。
カットの周期に合わせてかけ直す
パーマの持続期間は2〜3ヶ月が目安です。頭頂部薄毛のカットで紹介した1〜1.5ヶ月のカット周期と組み合わせて、2回に1回のペースでパーマをかけ直すのが現実的なプランです。
💡 パーマ相談はLINEで
「今の毛質でパーマはかけられる?」という判断は、状態を見てみないとわかりません。写真をLINEで送っていただければ、担当スタイリストが確認します。
パーマをかける前に確認すること
パーマをかける前に、以下の3点を必ず確認してください。
- 前回のパーマが完全に切れているか(毛先にうねりが残っていないか)
- 頭頂部・前髪の長さバランスが整っているか
- 毛が著しくダメージを受けていないか(ブリーチ・縮毛矯正後など)
これら3点を満たしていれば、薄毛の方でも安全にパーマをかけられます。逆に、一つでも当てはまる問題がある場合は、まずカットや状態改善を優先してください。
スタイリング剤との相性については薄毛のスタイリング剤選びも参考にしてください。パーマ後はクリームタイプの軽いスタイリング剤を使うと、ボリュームを保ちながら自然な仕上がりになります。
まとめ:薄毛のパーマは「状態確認」が最優先
薄毛の方がパーマをかける際のポイントを3点に整理します。
- 前回のパーマが残っている部分への重ねがけはしない
- カットで前髪と頭頂部のバランスを整えてからパーマをかける
- 強いカールではなく、根元の立ち上がりを意識したナチュラルパーマを選ぶ
「パーマで薄毛をカバーしたい」という気持ちはよく理解できます。ただし、間違ったタイミングや方法でかけると逆効果になります。まず現在の毛の状態を専門家に確認してもらうことを強くお勧めします。
頭頂部薄毛のセット術や薄毛カットの頼み方もあわせてご確認ください。
よくある質問
Q. 薄毛でもパーマはかけられますか?
A. かけられます。ただし毛が細くダメージを受けやすいため、毛質と状態を確認した上で慎重に判断することが必要です。
Q. 薄毛にパーマをかけると効果はありますか?
A. 根元からボリュームが出るため、頭頂部のペタンとした印象を改善できます。毛量が増えるわけではなく、見た目のボリューム感を演出する効果です。
Q. 薄毛にパーマをかけるとバレますか?
A. 自然なパーマであれば、薄毛を目立たせずボリュームを演出できます。不自然な強いパーマは逆効果になることがあります。
Q. 薄毛のパーマはどのくらい持ちますか?
A. 2〜3ヶ月が目安です。毛が細いほど落ちやすい傾向があります。
Q. 前回のパーマが残っているうちに重ねてかけてもいいですか?
A. 残っている部分に重ねてかけるとパサつきやチリつきの原因になります。毛先が完全に切れてからかけてください。
Q. 薄毛の人がパーマをかける際の注意点は?
A. 強い薬剤は避け、既にダメージがある部分への重ねがけは禁物です。薄毛の施術経験が豊富な美容師に相談してください。

