M字薄毛のセット方法【薄毛専門美容師が教える】朝5分で決まる3ステップ
「M字の部分がどうしても目立ってしまう。」
「セットしてもすぐ崩れる。」
「何年も同じオールバックを続けているが、年々薄さが増してきた気がする。」
30・40代のM字薄毛に悩む男性から毎日のように相談を受けます。じつはM字薄毛は、セットの方法を変えるだけで見え方が別人のように変わります。年間1,500人以上の薄毛男性を担当してきた美容師歴18年の専門家が、M字薄毛のセットで本当に効果がある方法を解説します。
M字薄毛のセットで失敗する3つの原因

M字薄毛のセットがうまくいかない人には、共通した原因があります。
原因①オールバックにしている
M字薄毛の方がやりがちなのが、生え際を隠そうとしたオールバックです。
しかし実際は逆効果です。オールバックにすると生え際がそのままさらけ出されるため、M字の後退具合がダイレクトに見えてしまいます。さらに少し古い印象になりやすく、薄毛の悩みを余計に強調してしまうことになります。
「前に流す」スタイルに変えるだけで、生え際が格段に目立ちにくくなります。
原因②ジェルやグリースで固めている
長年ジェルで固めてきた方に必ずお伝えしていることがあります。
「ジェルをつけると束ができるじゃないですか。その束ができることによって余計薄く見えてしまうんですよ。」(RELIVEスタイリスト 施術中の言葉より)
ジェルやグリースは水分を含んで固まるため、髪が束になります。束と束の間に地肌が見えて、M字の透け感が強調されます。薄毛に最も不向きなスタイリング剤です。
原因③ドライヤーを正しく使えていない
多くの方が「なんとなく乾かしている」だけです。しかし薄毛のセットにおいて、ドライヤーの使い方が仕上がりの8割を決めると言っても過言ではありません。
乾かす方向・根元の扱い方・ドライヤーをあてる順番。これらを意識するだけで、スタイリング剤なしでもM字が目立ちにくくなります。
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M字薄毛の正しいセット手順【3ステップ】
実際の施術で使っている手順をそのまま公開します。
Step1:パウダーシェイクを濡れた髪に塗布する
タオルドライ後、まだ髪が濡れている状態でパウダーシェイクをつけます。
「パウダーシェイクって言って、白く濁ってる中に粉が溶けてて、これを濡れた状態でシャシャシャって何回かやって大体10〜15プッシュ。乾かすとこの液体の水分が飛んで粉だけが残ってガチッとボリュームが出てくれる。」(RELIVEスタイリスト 施術中の言葉より)
パウダーシェイクは液体状ですが、乾かすと粉だけが残ってボリュームアップしてくれる優れものです。髪が細くて柔らかいM字薄毛の方に特に効果的で、「ドライヤーで乾かすだけでセットが完成する」土台を作ってくれます。
使い方のポイント:
- タオルドライ後の濡れた髪につける
- 全体にまんべんなく、頭頂部・前髪・横にも
- 10〜15プッシュを目安に
Step2:ドライヤーで土台を作る
ここが最も重要なステップです。乾かす順番と方向を守ってください。
乾かす順番:
① 横(サイド)を後ろから前に向けて乾かす
M字薄毛の方はサイドが膨らみやすいため、後ろから前に風を当てながら押さえるように乾かします。
② 前髪を左から右(または右から左)に流すように乾かす
オールバック方向ではなく、前に・横に流すイメージです。一番簡単なのは「左手にドライヤーを持って左から右に流し、後ろから前、最後に右から前」の順で乾かす方法です。
③ 中央部を立ち上げて最後に仕上げる
ある程度乾いてきたら、真ん中の毛を一度立ち上げてからM字部分に向けて下ろすと、生え際の透け感がカバーできます。
「生え際をいったん立ち上げてから最終的に下ろしてあげると、こう生え際の部分が揃ってくれる。」(RELIVEスタイリスト 施術中の言葉より)
ポイント:整えすぎない
ボサボサになるくらいしっかりボリュームを出してから整えます。途中で整えすぎるとペタンとなってしまい、せっかくのボリュームが消えてしまいます。
Step3:マットワックスで仕上げる
土台ができたら、仕上げはマットワックスを少量だけ使います。
使い方のポイント:
- 前髪にはほとんどつけない → 前髪に多くつくと束になってM字が目立つ
- 毛先・表面を撫でるようにつける → 流れを作る程度でOK
- 量は少量でいい → パウダーシェイクで土台ができているので、ワックスはまとまりを作るだけ
「前髪にワックスが多くついてしまうとマットのワックスでも束ができたりしてしまう。前髪にはほとんどつかないようにして、毛先の方につけて流れを作るぐらいの感じがいい。」(RELIVEスタイリスト 施術中の言葉より)
M字薄毛に向いているスタイリング剤・向いていないスタイリング剤

向いているスタイリング剤
| 種類 | 特徴 | M字薄毛への効果 |
|---|---|---|
| パウダーシェイク | 液体状→乾かすと粉のみ残る | ボリューム土台を作る |
| パウダーワックス | 粉状・水分なし | 1本1本ふわっとさせる |
| マットワックス | ツヤなし・束になりにくい | 流れを作る仕上げ用 |
| EGUSU ボリュームアップミスト | パウダー処方・束感ゼロ | 自然なボリューム感 |
向いていないスタイリング剤
| 種類 | なぜダメか |
|---|---|
| ジェル | 束ができて地肌が透けやすい |
| グリース | 重く水分があり束になる |
| ツヤ系ワックス | 光沢が薄毛を強調する |
| 整髪スプレー(単体) | 固めるだけでボリュームが出ない |
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❌ やってはいけないM字薄毛のNGセット
NG1:オールバックにして生え際を見せる
前述の通り、オールバックはM字薄毛の天敵です。「隠そうとして逆に目立つ」典型パターン。「前に流す」「横に流す」方向にスタイルを変えることで解決します。
NG2:ジェルで束を作ってガチガチに固める
ジェルで固めると一見きれいに見えますが、束が生まれて地肌が透けます。3年間ジェルオールバックを続けていた方が初めてパウダー系スタイリング剤に変えたとき、「別人みたいになった」とおっしゃっていました。
NG3:横をすごく短く刈り上げる
横を短くしすぎると、伸びてきたとき横に張り出してきてバランスが崩れます。極端に刈り上げず、適度な長さを保ちながら後ろから前に乾かして抑えるのが正解です。
NG4:前髪を全部ペタッと前に下ろす
前髪が全部ペタッと前に下りてしまうと、おでこと前髪の間に隙間がなくなってのっぺり見えます。少しおでこと前髪の間に空気感があることでM字部分が自然にカバーできます。
カットで変わる!M字薄毛のセットのしやすさ
どんなに頑張ってセットしても、カットが合っていなければ限界があります。
M字薄毛に特化したカット技術のポイントを一つ公開すると、「前髪の厚さを切り込みの形に合わせてカットする」ことです。
「前髪の厚さを揃えてまっすぐに切ってしまうと割れやすくなってしまう。なので前髪は少し取り込みの部分を切り込むような形で切ってあげると、Mの部分が割れにくくなる。」(RELIVEスタイリスト 施術中の言葉より)
つまり、M字の形に合わせた前髪カットをすることで、セットが格段にしやすくなります。これは一般の美容院ではなかなか対応できない技術です。
また、上にボリュームを持たせることで横の膨らみが目立たなくなるバランス設計もポイントです。
「上がペタっとなると横の膨らみが強調される。上にもボリュームを持たせてあげた方が横の膨らみが気にならなくなる。」(RELIVEスタイリスト 施術中の言葉より)
セットの悩みが続くなら、カット自体を見直すことをおすすめします。
M字薄毛のスタイリング5選
❶ 前流しショート
生え際を前髪で自然にカバーするスタイル。パウダーシェイクで土台を作り、左右どちらかに流すように乾かします。M字薄毛に最も適したスタイルの一つです。
❷ ソフトモヒカン
サイドを短くして、トップに動きを作るスタイル。M字部分が目立ちにくく、清潔感と若々しさを両立します。マットワックスで毛先に動きをつけます。
❸ センターパート
左右に均等に分けるスタイル。分け目を固定せず少しずつずらすことで、生え際が目立ちにくくなります。ただし1点固定は禁物です。
❹ アップバング
前髪を上げておでこを見せるスタイル。「隠す」より「あえて見せる」発想の転換です。パウダーワックスで根元から立ち上げてキープします。
❺ ショートツーブロック
サイドを刈り上げてトップに視線を集めるスタイル。全体がすっきりして清潔感が増し、M字の存在感が薄れます。定期的なメンテナンスが必要ですが効果は抜群です。
まとめ:M字薄毛のセット3ステップ早見表
| ステップ | やること | ポイント |
|---|---|---|
| Step1 | パウダーシェイクを濡れ髪につける | 10〜15プッシュ・全体に |
| Step2 | ドライヤーで土台を作る | 横は後ろから前・前髪は左右に流す |
| Step3 | マットワックスで仕上げる | 前髪には少量・毛先中心に |
M字薄毛は「隠す」より「形を整える」発想が正解です。オールバックとジェルをやめるだけで、今日から見え方が変わります。セットの土台はカットで決まるので、M字薄毛に詳しい美容師に相談することも大切な一歩です。
よくある質問(FAQ)
Q1. M字薄毛のセットに一番おすすめのスタイリング剤は何ですか?
パウダーシェイク(濡れ髪につけてドライヤーで仕上げるタイプ)が最もおすすめです。乾かすだけでボリュームが出て、束にならないため地肌が透けません。仕上げにマットワックスを少量加えると完璧です。
Q2. オールバックをやめたいのですが、どのスタイルに変えればいいですか?
「前流しショート」が最も移行しやすいです。前髪を前に・横に流すイメージでドライヤーをあてるだけで対応できます。スタイリング剤をパウダー系に変えて、ドライヤーの向きを後ろから前に変えるところから始めてください。
Q3. M字薄毛でもパーマはかけられますか?
かけられますが、注意が必要です。パーマをかけると髪にダメージが出て、細い薄毛の髪がさらに傷みやすくなります。まずはカットとスタイリングで改善できるか試してから、パーマは慎重に検討してください。
Q4. セットしてもすぐ崩れてしまいます。どうすれば持続しますか?
ドライヤーで土台をしっかり作ることが最優先です。パウダーシェイクを使いながら、完全に乾き切るまでしっかり乾かしてください。半乾きの状態でセットすると崩れやすくなります。最後にハードスプレーを遠め(40cm程度)から薄くかけると持ちが格段に上がります。
Q5. M字薄毛をカットで改善できますか?
できます。前髪をM字の形に合わせた角度でカットし、上にボリュームを持たせる設計をすることで、セットのしやすさが変わります。また横のボリュームを適切に抑えることで全体のバランスが整い、M字が目立ちにくくなります。
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益満千尋(ますみつ ちひろ)
薄毛専門美容室RELIVE代表|美容師歴18年
年間1,500人以上の薄毛男性を担当。令和の虎・モアリジョブ・日刊SPA!など多数メディア出演。M字薄毛をはじめとした薄毛のカット・スタイリングに特化した専門技術で、多くのお客様の髪の悩みを解決している。
著者プロフィール詳細はこちら →
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