AGA（男性型脱毛症）の治療を始めようかな？と考えたとき、多くの方が気になるのが「実際にどれくらいの費用と期間が必要なのか」ということだと思います。治療を始める前に、具体的な目安を知っておくことはとても大切です。代表的な治療方法とそれぞれにかかるコスト、続ける期間の目安について、薄毛専門美容師の観点から解説します。
実際にどれくらいの費用と期間が必要なのか
AGA治療の中心になるのは内服薬と外用薬
最もよく使われる内服薬は「フィナステリド（プロペシアなど）」や「デュタステリド（ザガーロなど）」です。これらは抜け毛の進行を抑える効果があり、月々約3,000～10,000円程度が目安です。個人輸入やクリニックにより、さらに上下します。
発毛を促進する外用薬の「ミノキシジル」を併用する場合、月にプラス6,000～10,000円程度が必要になります。「リアップ」などの商品が有名ですね。
そして「ミノキシジル」の内服薬もあります。これは日本で承認されていません。
AGAクリニックでは「フィナステリド」もしくは「ミノキシジル」とセットで処方されることが多いです。セットだと6,000円～15,000円程度です。
つまり、内服·外用を組み合わせた治療では月1万円前後から、クリニックによっては2～3万円かかります。これを1年続けると、12万円～36万円ほどの費用になります。
※AGA治療は内服薬、外用薬以外にもたくさんありますが、AGA治療の中心となるのはこの２つです。その他は次の記事をご覧ください。
2025年最新版｜内服薬以外のAGA治療を美容師目線で解説（自毛植毛·SMP）
AGA治療を続ける期間と心構え
治療を続ける期間についても、考えておく必要があります。AGA治療って、「これをやれば完全に治る」というものではなくて、あくまで進行を抑え続けるための治療なんですよね。
薬をやめてしまうと、また抜け毛が増えてしまって、気づけば元の状態に戻ってしまうことが本当に多いです。だから、基本的には半永久的に治療を続ける覚悟を持っておいたほうが安心だと思います。
治療を始めてから効果を感じるまでにはけっこう時間がかかります。早い方でも3ヶ月くらい、遅い方だと1年くらいかかることもあるんですよ。
正直、1年近く続けて「思ったほど髪が増えないな」ってなると、心が折れそうになる気持ちもよくわかります。そういう方を何人も見てきましたし、だからこそ治療に期待しすぎないことが大事です。
そもそも薬が体に合わないこともあります。体調が悪くなったり、薬疹が出たり、性欲がなくなったりする可能性だってあります。
僕がオンラインAGAクリニックを勧める理由
個人的には、AGA治療は内服薬が一番効果を感じやすいのではないかと思っています。長く続けるという意味でも、きちんとしたお薬を毎月安定して手に入れて、負担を抑えながら継続することがとても大事です。
そのため、僕個人的にはオンライン診療で完結するクリニックをおすすめしています。オンラインクリニックではなく、実際にAGA専門クリニックに通って、いろいろなオプションを提案されるうちに、アップセルされ、毎月10万円以上かかる治療プランを契約してしまい、「今辞めると元に戻ってしまう」と、やめられない環境になっている方をたくさん見てきました。
もちろん、対面で診療してもらうのも良い面はありますが、長く無理なく続けるためにはオンライン完結型のほうが安心できる場合が多いと思います。最初対面で、後からオンラインに切り替えるのも一つの方法です。
オンラインクリニックをまとめているページがあるので、参考にしてみてください。
理想の見た目を目指すには
AGA治療にかかる費用は、どこまで効果を求めるか、どの治療法を選ぶかで本当に大きく変わります。特に長期的な視点で見ると、毎月の支払いが積み重なって大きな負担になります。
AGA治療だけに頼らず、髪型やスタイリングの工夫で見た目を改善することも重要です。薄毛が気になりにくいカットや、セットの仕方を工夫するだけでも印象はかなり変わります。治療とヘアデザインを上手に組み合わせて、可能な範囲内で理想の髪を目指していきましょう。
「自分に似合う髪型がわからない」「プロに一度相談してみたい」という方は、ぜひ完全個室の薄毛専門美容室RELIVEへお気軽にご相談ください。
あなたに合ったスタイルをご提案します。
