「前髪がパラパラと落ちてすだれみたいになる」「セットしてもすぐ崩れて束になる」。そんなお悩みで来店される方が非常に多くいます。
すだれ髪は、原因を特定してカットとセット術の両面から対処することで改善できます。この記事では、薄毛専門美容室RELIVEでの施術経験をもとに、すだれ髪が起こる理由・カット設計の考え方・ドライヤーとセット術を解説します。
すだれ髪が起こる3つの原因
RELIVEに来店されるすだれ髪のお客様に共通する原因は、主に3つあります。

原因1:前髪が長すぎる
すだれ髪の最も多い原因は「前髪が長すぎること」です。薄毛を隠そうと前髪を伸ばしてきた方ほど、この傾向が強く出ます。
実際のカウンセリングで、こんなやり取りがありました。
「今現状前のすだれ感というか薄さが気になるとは思うのでカットだったりセットで解決するかなとは思うんですけど今結構長い状態じゃないですか?前髪をこう伸ばしていた理由とかってなんかありますか?」(スタイリスト)
「M字とかを隠すみたいな…長くして隠そうかなって思ってた」(お客様)
隠すために伸ばすほど、逆にすだれ感が強くなるという逆説が起きています。長すぎる前髪は重さで下に落ちやすくなり、束状に分かれてしまいます。
原因2:頭頂部との長さバランスが崩れている
前髪だけが長く、頭頂部が短い状態だと、前髪で薄さをカバーしようとする力が集中します。これが崩れたときにすだれ感として現れます。
「長さがありすぎるのでどうしてもつけちゃうっていうのがある」というスタイリストの言葉が、この問題の本質を表しています。前髪と頭頂部の長さが揃うことで、全体に厚みが生まれます。
原因3:2ブロックの範囲が広すぎる
刈り上げ範囲が広すぎると、前に持ってこられる髪の量が減ります。すだれ感を消す方法の一つは「前に寄せられる髪の量を増やすこと」ですが、2ブロックが広すぎるとそれができません。
「横の2ブロックも結構深くまで入ってるんですよ。そうすると前に髪の毛を出した時に厚みが出にくくなるんですよね。この辺りも伸ばして前に出した方がここの厚みになってくれる」(スタイリスト談)
すだれ髪を解決するカット設計
原因がわかれば、解決策は明確です。カット設計のポイントを3つお伝えします。
前髪を眉にかかる程度まで整える
長すぎる前髪を眉毛にかかる程度の長さに整えることで、重さによる束落ちが減ります。「切れば切るだけ厚みは出てくる」というのが私の実感です。ただし一気に短くしすぎると頭頂部との長さバランスが崩れるため、段階的に整えることが必要です。
2ブロックの範囲を狭める
刈り上げ範囲を「耳が出るくらい」に抑え、サイドの髪を前に使えるように残します。すだれ髪を解決するには、前に持ってこられる髪量を確保することが前提です。

前髪と頭頂部の長さバランスを揃える
前髪の長さと頭頂部の長さを揃えることで、崩れにくいスタイルになります。前髪だけで頭頂部の厚みを作ろうとする不自然な状態を解消し、全体に均一なボリューム感が生まれます。頭頂部薄毛のカット設計でも同じ考え方を解説しています。
すだれ髪を解消するドライヤー術
カットと並行して、ドライヤーの乾かし方を変えるだけでも改善できます。
後ろから前に向けて乾かす
多くの方は前から後ろに向けてドライヤーを当てています。すだれ髪には逆が効果的です。
「後ろから前にこう乾かして後ろの髪をこう前に寄せた方がいいんです。そうするとこの厚みってのが出てくるんですよね」(スタイリスト談)
後ろの髪を前に向かって動かしながら乾かすことで、前髪の根元から厚みが生まれます。仕上がりに大きな差が出るため、ぜひ試してみてください。
分け目をなくして乾かす
乾かす際に自然と分け目が入ってしまうと、そのラインがすだれ感の起点になります。分け目が出ないよう、ランダムな方向にかき混ぜながら乾かすことが大切です。
ドライヤーのかけ方については頭頂部薄毛のセット術でも詳しく解説しています。
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「自分のすだれ髪の原因が知りたい」という方は、LINEで写真をお送りください。担当スタイリストがカットとセット両面からアドバイスします。
すだれ髪を防ぐスタイリング剤の選び方
ドライヤー後のスタイリング剤選びも、すだれ感の出方に影響します。
ワックスはつけすぎると束感が出てすだれ感が強調されます。軽めのムースやパウダースプレーを使って、根元のボリュームを支えながらまとめるのが効果的です。
スタイリング剤の詳しい選び方は薄毛のスタイリング剤選びをご確認ください。すだれ髪に向いたタイプを解説しています。
まとめ:すだれ髪解消の3ステップ
- カットで前髪を眉にかかる程度の長さに整え、頭頂部との長さバランスを揃える
- 2ブロックの範囲を耳が出る程度に狭め、前に使える髪量を確保する
- ドライヤーを後ろから前に当てて、後ろの髪を前に寄せながら乾かす
すだれ髪は「隠そうとするほど悪化する」という悪循環から抜け出すことが出発点です。まずはカウンセリングで現状の状態を確認し、カットとセット術を一緒に設計してみてください。
よくある質問
Q. すだれ髪はカットで直せますか?
A. カットで大幅に改善できます。前髪を適切な長さに揃え、頭頂部との長さバランスを整えることで束になりにくいスタイルになります。
Q. すだれ髪の原因は何ですか?
A. 前髪が長すぎること、頭頂部との長さバランスが崩れていること、2ブロックの範囲が広すぎることが主な原因です。
Q. すだれ髪をセットで解決できますか?
A. ある程度は解決できます。後ろから前に向けて乾かすことで髪に厚みが出ます。ただし前髪が長すぎる場合はカットが必要です。
Q. すだれ髪で2ブロックはよくないですか?
A. 2ブロックの範囲が広すぎると前に出せる髪が減って厚みが出にくくなります。範囲を狭めることで前髪に厚みが生まれます。
Q. すだれ髪にワックスは効果的ですか?
A. 補助的に有効ですが、つけすぎると束感が出てかえってすだれ感が目立ちます。軽めのものを少量使うのがポイントです。
Q. すだれ髪のドライヤーの正しい乾かし方は?
A. 後ろから前に向けてドライヤーを当て、後ろの髪を前に寄せながら乾かします。こうすることで前髪に厚みが出てすだれ感が軽減します。

