30代M字はげを目立たなくする髪型とセット術|薄毛専門美容師が解説

記事を書いた人

薄毛専門美容室RELIVE代表取締役・現場美容師。鹿児島県出身、日本美容専門学校・東京理容専修学校卒業。大手チェーンサロンで社内最速スタイリストデビューを果たし、2014年に吉祥寺で独立開業。2022年3月、薄毛専門美容室「RELIVE」を開業。RELIVE株式会社代表取締役。年間15,000人が来店。美容師歴18年。薄毛専用スタイリング剤「EGUSU」開発者。令和の虎CHANNEL・テレビ・ラジオ出演、雑誌・業界誌・モアリジョブほか多数メディア掲載。

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30代でM字の後退が気になり始めると、どんな髪型にすればいいか、セットはどうすればいいかで悩む方が多くいます。「隠せばいいのか、短くした方がいいのか、それとも伸ばすべきか」。この記事では、薄毛専門美容師の目線でその答えを出します。

30代M字はげの特徴と、なぜ若いうちから進行するのか

M字はげは生え際の両サイドが後退する薄毛のタイプで、30代での発症・進行が多いのが特徴です。主な原因はAGA(男性型脱毛症)で、遺伝的な要素と男性ホルモンの影響が大きいとされています。AGAは進行性であるため、気づいたときには既にある程度進行していることも珍しくありません。

30代のM字はげに特徴的なのは、「本人が気にするほど周囲には目立っていないケース」と「本人が気づいていないほど進行しているケース」の両極端があることです。RELIVEに来てくださるお客様でも、「まだ大丈夫かな?」と思っていたら思ったより進行していた、という方もいます。現状を正確に把握するためにも、鏡で正面だけでなく上からの状態も確認することが大切です。

M字はげとAGAの関係

AGA(男性型脱毛症)の初期症状として最も多いのが、生え際のM字後退です。AGA自体は20代から始まることもありますが、30代になると進行がより顕著になることが多いです。AGAの進行を止めたい場合は医療機関での治療が必要ですが、今ある毛量でできる限りかっこよく見せることは美容室の仕事です。

M字はげを悪化させるNGな髪型

M字はげに悩む方がやりがちなのが、「長く伸ばして隠す」という対策です。しかし、これは多くの場合逆効果になります。

前髪を長く伸ばしてM字を隠そうとするスタイル

前髪を長く伸ばしてM字部分を覆おうとすると、毛量が少ない部分だけ細い毛が垂れ下がる「すだれ状」になります。風が吹いたり頭を動かしたりするたびにM字が露出し、かえって目立ちます。また、長く伸ばした毛は重力で下に落ち、ボリュームが失われて余計に薄く見えます。

センターパートで分け目を作るスタイル

センターパートは顔の縦ラインを強調しますが、M字がある場合は分け目の先端にM字の後退部分が見えやすくなります。生え際の形が気になる方には向いていません。

7:3や6:4の固定分け目スタイル

分け目を作ると、その部分の地肌が直線状に見えます。分け目の先が薄い部分に向かっている場合は、薄毛を直線で強調することになります。分け目を避けて全体を前に流すか、分け目ができにくい長さにカットすることが対策になります。

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30代M字はげに効果的なカット設計の3原則

M字はげのカットで大切なのは「隠す」ではなく「目立ちにくい形にする」という発想の転換です。以下の3原則を参考にしてください。

① トップは短くしすぎない(適度な長さを残す)

M字部分をカバーするには、トップに一定の毛量が必要です。短くしすぎるとM字の後退部分との境界線が際立ちます。ある程度の長さを残して前方に流せる毛を確保することで、生え際の後退を自然にカバーできます。

② サイドとバックはタイトにまとめる

サイドや後頭部をすっきりとまとめることで、トップのボリュームが際立ちます。ツーブロックやフェードカットで側面を整えることで、全体のシルエットにメリハリが生まれます。ただし、ツーブロックを高く入れすぎるとM字との境界が強調されるので、入れる位置の高さに注意が必要です。

③ M字部分に近い生え際を短く整える

M字部分の生え際に生えている毛は、密度が薄くなっています。この部分を少し短く整えることで、薄い毛が垂れ下がってすだれ状になるのを防ぎます。薄い生え際をわずかに短くして、前方に流せる濃い部分の毛につなげることで、自然なラインが生まれます。

朝5分でできるM字はげのセット方法

カット設計が正しくできていれば、毎朝のセットは5分程度で十分です。重要なのはドライヤーの使い方です。

ドライヤーは「後ろから前」へ

髪は全体的に前向きに生えています。そのため、前から後ろに向けてドライヤーを当てると、前髪の根元が後ろに引っ張られて立ち上がりにくくなります。後頭部から前方に向けてドライヤーを当てながら、前髪を前に引き出すように乾かすことで、M字部分をカバーする毛が前に向いて定着しやすくなります。

スタイリング剤はパウダーワックスか軽めのマット系を選ぶ

ジェルや重めのワックスは束になりやすく、薄い部分が透けて見えます。パウダーワックスや軽いマット系のワックスは毛量を増やしたように見せる効果があり、M字はげのカバーに向いています。根元に揉み込むように使うのがポイントです。

M字はげは美容師への「伝え方」で仕上がりが変わる

美容室でのカットを最大限活かすには、正確な情報を伝えることが大切です。「M字が気になる」とだけ言うのではなく、以下の情報を加えてみてください。

「生え際のM字部分が気になっていて、できるだけ目立たないようにしたい。毎朝セットする時間は5分程度です。伸びてくるとすだれ状になりやすいので、それを防ぐカットをお願いしたい」このように伝えると、美容師がセット習慣とカット設計を合わせて考えることができます。

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よくある質問

30代のM字はげはどの程度で進行しますか?

個人差が大きいですが、AGA(男性型脱毛症)によるM字はげは放置すると徐々に進行することが多いです。気になり始めたら、早めにカット設計を見直すことをおすすめします。

M字はげは短くした方がいいですか?長くした方がいいですか?

どちらが正解とは言えませんが、必要以上に長く伸ばすとすだれ状になりやすいため注意が必要です。薄毛専門の美容師に相談して、現在の薄毛の状態に合った長さを決めることをおすすめします。

30代M字はげのセットで毎朝できることは何ですか?

ドライヤーを後ろから前に向けて乾かし、前髪を前方に定着させることが基本です。スタイリング剤はパウダーワックスなど軽いものを使うと、ボリュームが出やすくなります。

RELIVEではM字はげのカットに何か特別な方法を使っていますか?

まずカウンセリングで薄毛の進行状態と位置を確認し、M字部分が目立ちにくいシルエットを設計します。毎回の来店時に状態を確認して、必要に応じてカットを調整します。

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