

「前髪を伸ばしてもすだれのように分かれてしまう」「短くすると生え際の薄さが目立つ」——すだれ前髪の悩みは、この板挟みで止まってしまう方がほとんどです。
すだれ前髪とは、前髪が数本ずつの束に分かれ、そのあいだから額や地肌が見えてしまう状態を指します。原因は髪質だけではなく、乾かし方やカットの設計でも起こります。
この記事では、すだれ前髪になる原因と、カット・ドライヤーでの直し方を薄毛専門美容師が解説します。M字の後退と重なっているケースについても後半で扱います。
ベタつかず自然にボリュームアップ。薄毛専門美容師が実際に使っているアイテムです。
すだれ前髪になる3つの原因
すだれ前髪は「前髪が細くなったから」だけで起きるわけではありません。現場で見ていると、原因は次の3つに整理できます。
1. 前髪の密度が下がっている
一本一本の太さより、本数(密度)が効きます。前髪は面で見せる場所なので、密度が下がると隙間ができ、束に分かれて見えます。もともと毛量が多かった方ほど、少し減っただけで変化を感じやすい部分です。
2. 生え際の産毛がなくなっている
生え際には本来、短くやわらかい産毛が生えています。この産毛が額との境界をぼかしてくれるのですが、抜けてしまうと境界がくっきりして、前髪の隙間から地肌が見えやすくなります。
3. 乾かし方で根元が寝ている
意外に多いのがこれです。前から後ろに向かって乾かしたり、自然乾燥にしていると、前髪の根元が寝たまま固定されます。根元が寝ると毛先が重なって束になり、すだれ状に分かれます。
3つのうち、今日から変えられるのは3番目です。密度や産毛はすぐには戻りませんが、乾かし方は今夜から変えられます。後半で具体的な手順を解説します。
M字+すだれ前髪がなぜ難しいのか
すだれ前髪とは、前髪の密度が低くなり毛が束になって垂れ下がった状態のことです。M字の後退と重なると、後退した生え際の上に薄い毛が垂れ下がることで、薄さが二重に強調されます。
すだれ前髪の原因は主に2つです。一つは毛量自体が減っていること(AGA進行)、もう一つは毛の密度に合わない長さにしていること(伸ばしすぎ)です。40代ではこの両方が重なることが多く、どちらか一方だけを対策しても効果が限定的になります。
すだれ前髪になりにくいカット設計
前髪の長さを毛量に合わせる
毛量が少ない前髪を長く伸ばすと、重力で下に倒れてすだれ状になります。密度に合った適切な長さにカットすることで、毛が立ち上がりやすくなります。「どれくらいの長さが適切か」は個人の毛量と毛質によって変わるため、薄毛専門の美容師と相談して決めることをおすすめします。
M字部分の生え際を整える
M字の後退部分の生え際の毛は薄く、伸ばすとすだれ状になりやすいです。この部分を少し短めに整えることで、薄い毛が垂れ下がらず、前方に流せる密度の高い部分の毛でつながりが作れます。
トップはある程度の長さを残す
頭頂部にも薄い部分がある場合、トップの毛を残して頭頂部をカバーするように設計します。M字対策の前髪の長さとトップのバランスを整えることが、全体のシルエットを自然に見せるポイントです。

すだれ前髪を解消するドライヤー術
カットと合わせて、ドライヤーの使い方でもすだれ前髪は解消しやすくなります。
前方・上方向に乾かして根元を立ち上げる
前髪を後ろ方向に乾かすと根元が後ろに倒れて前髪のボリュームが失われます。前方・上方向にドライヤーを当て、指で根元を引き上げながら乾かすことで、前髪に立ち上がりが生まれます。乾いた後にその立ち上がりをスタイリング剤でキープします。
後頭部の毛を前に引き出して乾かす
後頭部の毛を前方向に引き出しながら乾かすと、後頭部の毛が前髪のボリュームとして加わります。特にM字の後退部分をカバーするのに有効な方法です。
40代M字×すだれ前髪に向いているスタイル
RELIVEでM字+すだれ前髪の40代の方によく提案するスタイルは、前髪を前方に流しながら全体をまとめるスタイルです。前髪を長く垂らさず、適切な長さで前方に流すことでM字をカバーしながらすだれを防ぎます。サイドはすっきりまとめてトップとのコントラストをつけます。
よくある質問
すだれ前髪はカットで解決できますか?
カットで大きく改善できます。毛量に合った長さに整えることと、M字部分の生え際の処理が重要です。薄毛専門の美容師に相談することをおすすめします。
前髪を短くするとM字が目立ちませんか?
適切な長さに整えると目立ちにくくなります。短くしすぎると目立つことがありますが、毛量に合った長さを見つけることでバランスが取れます。
40代で頭頂部も薄い場合、どんなスタイルが向いていますか?
M字と頭頂部の両方をカバーするには、全体のシルエットを整えるカット設計が必要です。RELIVEでは複合的な薄毛にも対応しています。

